大の里、2場所連続優勝で横綱昇進へ!最速記録も目前
大の里が夏場所で12連勝を達成し、2場所連続優勝と横綱昇進に王手。最速記録も目前に迫る。

大の里、12連勝で優勝に王手
大関・大の里が夏場所12日目で12連勝を達成し、2場所連続優勝と横綱昇進に大きく近づきました。初顔合わせの東前頭7枚目・伯桜鵬を破り、自己最長の連勝記録を更新。横綱・豊昇龍が敗れたことで、大の里の優勝がさらに現実味を帯びています。
横綱昇進の条件
横綱審議委員会の内規によると、2場所連続優勝かそれに準ずる好成績が求められます。大の里は現時点でこの条件を満たしており、優勝すれば横綱昇進が確実です。これまでに12日目を終えて首位が3差を逆転された例はなく、大の里の優勝はほぼ確実視されています。
最速記録も目前
大の里が今場所後に横綱に昇進すれば、初土俵から所要13場所で昭和以降最速の記録となります。これまでの最速記録は羽黒山と照国の16場所で、大の里がこれを大幅に更新する可能性が高まっています。
関係者の期待
八角理事長(元横綱・北勝海)は「勢いのあるうちに横綱に上がった方がいい」と期待を寄せています。また、土俵下の粂川審判長(元小結・琴稲妻)も「負ける気がしない感じ」とコメントし、大の里の強さを認めました。
今後の展望
大の里は「やるべきことをやるだけ」と冷静にコメントし、集中力を保っています。75代横綱の誕生はもう目の前です。
(山田 豊) 報知新聞社