明治大学 vs 帝京大学:ラグビー関東大学春季交流大会の激戦を予測
明治大学と帝京大学のラグビー関東大学春季交流大会での激戦を予測。昨年の試合結果と今年の戦略を分析。

体格を生かしたボールキャリーが魅力の物部
関東大学春季交流大会も後半戦となり、3連勝中の明治大学が迎える相手は、同じく3連勝中の帝京大学です。昨年度は春季大会で引き分けたものの、関東大学対抗戦、全国大学選手権では敗れており、今年こそは勝利をつかみ取りたいと意気込んでいます。
昨年度の帝京大戦を振り返る
まずは春季大会。前半は明治大学が流れをつかむと、攻めては3トライ、守っては被トライを1に抑え、見事な試合運びで試合を折り返しました。しかし、後半にはスクラムでのペナルティが重なり徐々に点差が縮み、最終的には追いつかれドローとなりました。
また、木戸組最後の試合となった大学選手権では、帝京大の力強いアタックで2トライを奪われるも、前半の間に2トライを返し、12-14で終えました。後半で逆転したい明大でしたが、帝京大に出鼻をくじかれ涙を飲む結果となりました。
今年の戦略
この2試合から、後半の立ち上がりが勝負のカギになると考えられます。どちらも前半をいい形で終えるも、後半で帝京大に大量得点を奪われています。いかに明大が集中力を保ち続け後半も質の高いプレーができるかが焦点です。
6月8日に行われた早稲田大学戦では、昨年の課題だったスクラムを克服し、セットプレーで圧倒しました。また、FW(フォワード)と、BK(バックス)のそろった攻撃で得点を重ね、45-12と昨年の借りを返す結果となりました。
メンバー変更
明大のスターティングメンバーは早大戦から2名変更。負傷交代した楠田知己(政経4=東海大仰星)のポジションである、右FL(フランカー)に亀井秋穂(政経3=長崎北陽台)がコンバートし、空いた右LO(ロック)に小椋健介(情コミ4=桐蔭学園)が久々のメンバー入りを果たしました。
また、SO(スタンドオフ)で伊藤龍之介(商3=国学院栃木)が、今シーズン初めてスターティングメンバーに名を連ねました。