ウェールズ代表、北九州での特別な試合に意欲「リポビタンDチャレンジカップ2025」
ウェールズ代表が北九州で行われるリポビタンDチャレンジカップ2025に臨む。特別な場所での試合に意欲を見せる。

ラグビーの日本代表とウェールズ代表は、2025年7月5日午後2時から北九州市のミクニワールドスタジアム北九州(ミクスタ)で行われるテストマッチ「リポビタンDチャレンジカップ2025」で対戦する。
ウェールズ代表にとって、北九州は特別な場所だ。2019年のラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会を前に事前合宿を行った場所であり、大会後にこの地を訪れるのは初めてとなる。
FWのアーロン・ウェーンライト選手は、来日後に市内である母子に遭遇し、思いがけない再会を喜んだ。ウェーンライト選手は「19年に一緒に話をしてもらったことは今でも覚えています。子どもがすごく大きくなっていて、ラグビーを好きになってくれたと聞いてうれしかった。19年に私たちが北九州へ来た意義が確かにあったんだということを実感して、ご褒美をもらった気分になった」と語った。
6月26日から市内で調整を続けているウェールズ代表にとって、5日の試合は「ホームゲーム」になる可能性が高い。ウェールズはテストマッチ17連敗中という苦境にあるだけに、縁のある北九州で浮上のきっかけをつかみたいところだ。
ウェーンライト選手は「我々にとって北九州は特別な場所。前回は公開練習だけで超満員だった。今回もそうなると思うので、その応援を力に変えて勝利を届けたい」と誓った。
この試合は、両チームにとって重要な一戦となる。ウェールズ代表は連敗を止めるために全力を尽くし、日本代表はホームでの勝利を目指す。ファンにとっては、見逃せない試合となるだろう。