2025年7月5日、福岡・ミクニワールドスタジアム北九州で行われたラグビーテストマッチ・リポビタンDチャレンジカップ2025において、日本代表（世界ランク13位）がウェールズ代表（同12位）を24-19で撃破しました。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ（HC、65）の第2次政権2季目テストマッチ初戦で、過去1勝13敗だった強敵から約12年ぶりの白星を挙げました。

中楠一期の感動トライ

後半、FB中楠一期がトライを決め、日本代表フィフティーンと抱き合う姿が印象的でした。中楠は「日本代表は夢の場所。特別な感情」と感慨に浸りました。

試合の流れ

前半19分、FB松永が負傷交代。アクシデントで出場した中楠は、ピッチに立ち1分後、自陣右サイドを攻められ、ボールを追いかけトライエリアで手を伸ばしました。しかし、ボールは外に転がり、意図的にはじいてトライを妨害したと判定され、認定トライで相手に7点。イエローカードで10分間、ピッチ脇のイスに座ることになりましたが、「終わったことは仕方ない」と割り切って、チームに必要なことを考えました。

後半の逆転

後半19分、SO李のパスを受け、タックルを受けながら突進。39分前に自身が反則を犯した地点に飛び込み、1トライ差に迫りました。中楠は「チームで我慢してアタックできた。結果が出たことは自信になる」と喜びました。

今後の展望

激戦区のSO、FB争いに名乗りを上げた中楠一期。今後の活躍が期待されます。